パンデミックで混乱していた2020年7月。他校が全てオンライン説明会or 中止に変更になる中、しれっと実施していた開成中学校の帰国生説明会の2021年版。
小学生の帰国生、中学生の帰国生を対象とした開成中学校、開成高校入試の説明会です。
帰国生向けの学校説明会を開成中学校が実施する趣旨とは?
パンデミック前に開成中学校の先生に、直接、お会いして、相談したことがあるのですが、帰国子女を対象にした説明会を開催する目的は、「帰国生の不安を解消するため」との回答でした。
学校への質問を具体的にすると、求める答えが返ってきますよ
進学校で相談をすると、教科書的な答えが返って来て、がっかりされる方もおいでかと思いますが、学校の先生の立場からすれば、学校を実際に見てもらった後に、印象が形成される状況を想定して、控え目なコメントになるものなのです。誤解が生じないように説明を加えておきます。私は関係者じゃ、ありませんけど。
開成中学校 帰国生対象学園説明会の内容
帰国生だけを対象にした説明会なので、聞きやすくなりますね。説明する先生も、海外で生活した経験がある児童、生徒に話すので、伝えやすくなります。
学校生活の説明
日本の中学校、高校での日々を強調するわけでなく、体育祭を中心に特徴的な行事も交えつつ、お話しがあります。
研究者、企業で活躍する卒業生の紹介
例年、大学で研究生活を送る先輩、企業で働く社会人の卒業生によるお話しがあります。元帰国生のOBによる開成での学校生活と大学での学び、その後の活動について、ご本人による解説がそれぞれあります。
在校生による説明
パンデミックの関係で、在校生の説明は他校だとビデオ紹介が一般的です。感染防止をふまえつつ、受験生が入学後をイメージ出来るような情報提供があります。
入試制度の説明
一般生と同じ2月1日に、一般生と同じ4教科の問題を解くので、一般生と同じ説明になります。他校の例だと、ワンフレーズだけ、高得点を実現するコツの話しが出ますね。
個別での入試相談の時間
具体的な質問を前もって考えておいて、個別相談で質問すると、保護者が期待する水準を超える回答を先生方から得られることが多いです。
入試科目の内容には学校の先生も答えづらいのですが、質問の内容次第で、教員も答えやすくなります。先生の間で、回答にバラツキが出ないように返答するのが教員側では原則なので。
校内見学の時間
グランド、銅像の前、校舎の前で写真を撮っている家族が多いですね。
まとめ
夏休み冒頭に説明会を開催するのは賢明なのです。なぜなら、お盆を迎える頃にはダレてくるのが受験生で、説明会で撮った写真を眺めて、モチベーションアップを繰り返すのが、受験生だからです。
写真やパンフレットを肝心な時期を迎える前に揃えておく必要がありますからね。
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