中学入試の英語は英米の大学入試、日本の大学入試の2つを理解している講師でないと上位校に合格させるのは難しいです。人気校はアメリカの大学入試制度への深い造詣が求められます。具体的な学習法を解説します。
英文読解は科学、哲学の2分野は平均点が低い、事前知識が有益に
中学受験の英文読解で科学について論じている文章の読解は受験生の平均点が低く留まります。哲学の英文も小6には難解で点数が伸び悩みます。
受験生には読むのが大変ですが、英語入試では出題されています。
厄介なのは物語文の中に哲学的な内容が含まれている場合。登場人物の回想形式を採用して思索にふける場面が出てきます。問題が探求シーンに対して設定されているので、正答率が低くなるのです。
小学生向けの哲学入門書を購入して議論の範囲を理解しておくと試験場で落ち着いて問題を解くことが可能になります。
ライティングは受験生の間で答案の質がかなり異なる、手本の英文を手元に
英語で文章を綴る出題に関しては受験生の答案の完成度に大きな隔たりがあるのが本当のところです。
語数を満たす。規定の語数を超えていること、が土俵に乗る条件です。
文章の型、テンプレートに沿って書いていることが土俵の中で闘うために必要です。3人以上の集団授業形式で土俵の中で行司の合図とともにライティング答案を完成させることは可能ですが・・・
個性を答案に発揮すること、自分を表現することが土俵の真ん中に残り続けるために磨け上げるべき資質です。講義形式の授業で答案例をレクチャーされた内容をそのまま書くと似通った答案になってしまって採点者が困惑してしまうのです。
集団授業で教わった答案例に対して、着眼や結論を変えた自分の答案を5回も、6回も書いてみて、手持ちの論の展開を図って備えておくことが合格に向けて大きく前進する学習法です。
英語で書かれた参考書、問題集を使って独自の視点を磨くのが一人で取り組める対策です。
まとめ
英文読解は事前に周辺知識をインプットしておくこと、ライティングは模範答案を応用してオリジナリティを磨くことが中学入試での合格をもたらします。上位で合格する学習法なので簡単でないけど、試してみると学力が飛躍的に向上することを保証します。
コメント