ライティングの書き方、試験別に解説

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あじさい

英語ライティングで高得点になる答案の書き方は試験によって異なります。TOEFLに代表される英語検定試験と日本の大学、海外大学と中学受験の上位校の2分類で書き方が違ってきます。

 TOEFL ライティング

大量の答案を短期間で採点するので採点基準が厳格に設定されているのが特徴です。

重要な点は受験者の8割がアメリカ的な価値観で答案を書いている事実です。残り2割は儒教的な考え方で答案を書いているのですが少数派なので、点数が低迷する最大の要因になっていることに注意。

標準的な答案形式を踏襲することで80点、やや洗練された英文に切り替えることで90点、学識があると評価できる英文を常に書くことで100点、伝わる英文を書き分けることで110点に到達できます。

穏健な主張で120点の満点に到達できる試験なので、他の受験生と違った論の展開を図る必要はありません。誰が読んでも納得できる結論、理由、まとめを書く実力が点数にストレートに反映されます。

英検ライティング

日本人が受験生の母集団を形成していると表現しても過言でない試験。近年の出題はアメリカ、イギリスの関係者が目を通しても評価される出題になってきています。

英検のライティングでは自説への理由付けに配点のウェイトが重く設定されています。簡潔に結論を導く根拠を段落分けして見出しを目立つように冒頭部分に書くことが高得点の秘訣です。結論と根拠の見出しで総語数の30%を占めることでしょう。英検1級の場合80語です。

残りの語数で各根拠を詳しく説明すると合格答案になります。

大学受験 ライティング

英文法と語法の正確性に高い配点があるのが顕著な違いです。文法偏重は学校の英語教育への配慮で、概ね英文法と語法が重視されていると言えます。

新しい出題傾向として発想や着想を評価するライティングも出題されていますが英語が得意な受験生が殺到する傾向があります。

中学受験 ライティング

海外大学の出願書類型ライティング、日本の大学入試型ライティングに2分されます。他に目立たない形でライティング能力を問う出題をしている中学校があります。

アメリカの大学への出願を模したライティングを出題している学校では他の受験生と異質の答案が高得点になります。現実的には独自の着想で答案を書き切っている受験生は2割を下回っているので、曖昧な題で答案を書かせる問題が近年、増加しています。個性を大事にして答案を書く習慣を身に付けていると、あっという間に高得点になってしまうので、困った話しではありますが・・・

中学受験で日本の大学入試型のライティングを出題している学校は英文法と語法に多く配点しています。学校説明会で英文法と語法を重視している旨の説明がある筈ですから、各学校で確認されると学習が捗ることでしょう。

他の目立たない形でライティング能力を測っている学校に関しては合格者も、保護者も気付いていない場合が大半なので、特に気にする必要はないです。勿論、対策は無用です。

まとめ、テストによって異なる採点基準、答案の書き方

TOEFLと英検はテンプレート重視で英文法は軽め、日本の大学入試は英文法と語法を重視、中学受験は上位校が発想重視で一般的には英文法中心の配点です。

試験によってライティング答案の書き方が異なるので、ご注意下さい。総論としては英文法への配点は低いことは間違いないです。

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