中学入試で流水算は頻出問題です。保護者にとっては近年、増えている新傾向問題に時間を割くべきか、それとも、伝統的な中学受験の問題に注力すべきか、迷うところです。
伝統的な計算は個別の先生について習うのが短期で安くマスター出来ます。個別の先生は時間を余らせて、新傾向の問題を解かせてくれることでしょう。集団授業はムダが多くて高額になるのが悲しいところ。
川の下り
解けない児童にマスターさせるコツは授業時間を減らす、授業時間を短くする、説明をワンパターンにして児童が再現しやすく話す、3通りです。
記憶を定着させるのに有効な4番目の教え方は、実体験を通じて解説することです。女子ならバレエ、ディズニーのアトラクション、男子ならゲーム、車、自転車で説明すると原理を忘れないで正解出来るようになります。
例)時速4㎞で流れている川を時速2㎞のエンジン船で上流のA地点から河口のB地点まで24㎞を移動しました。何時間かかりますか。
中学受験 予想問題
川の上り
流水算の計算を忘れてしまう受験生に確実性を身に着けさせる方法として責任感を持たせる手法があります。
川でエンジンボートに乗って計算ミスをすると嫌だなぁ。観光用のゆっくりした舟で実習するとしましょう。流れがゆったりした小さな運河で講師が受験生と一緒にエンジンボートに乗ります。100メートルの上りにかかる時間を事前に計算して実験するのです。
例)時速4㎞で流れている川を時速2㎞のエンジン船で下流のB地点から上流のA地点まで24㎞を移動しました。何時間かかりますか。
中学受験 予想問題
まとめ
下りと上りの基本2パターンを100%解けるようにして、応用問題の練習に時間を割きます。
かつて、大手Sの保護者会で典型問題の出来が、まぁまぁ、舟をスキー、バイク、バスに変更して出題すると正答率が極度に低下するという話しがありました。でも、正答率が低下するのは偏差値48以下だから、話す意義があるか自信ないですけど・・・
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