国語の学習時間を減らして算数に充てるのが中学受験で合格率を高める目的には効果的です。国語の学習時間を少なくして、むしろ、得点を向上させる対策の仕方について。
国語の学習時間を絞る、削る、制限する
中学受験の国語は早い子で5回の授業で合格水準に到達します。1回目で好印象、3回目で記述式の答案を書ける安堵感、5回目で臨機応変に国語答案の論述スタイルを切り替える対応力を発揮します。
講師は5回の対策授業で、合格可能性が高いことを確信します。時を同じくして、児童も自分の中に埋もれていた国語力が覚醒する感覚を得られます。
個別指導で授業を組んでいくので、国語の授業時間を絞ることが可能なのです。順を追って国語の得点力アップの過程を説明していきます。
まず、国語の学習時間を制限します。塾の授業時間だけを、国語の勉強時間にするようにお願いしています。
次いで、学習内容を削っていきます。集団塾が採用するスパイラル方式での繰り返し学習によるダブりを削っていきます。
最後に、解く問題を絞っていきます。キャリアが浅い講師が解かせる類題を全て削除するのは当然として、児童の答案から推定して不要な問題を解かせないように学習計画を軌道修正していきます。
最初の授業から5回目の授業を終える時点までに、制限、削減、絞り込みの3つの見積もりを終えます。合格までに必要な国語の問題数で講師は学習指導案を決定します。
説明文の記述をメインに対策する、記号は小6年明けで大丈夫
中学受験の人気校では記述式の問題が出題の中心です。記号選択の問題がほとんどに見えても、僅かに出題される記述式の問題で点差がつく構成になっていることが多く、記述が中学受験の大黒柱なのです。
記号は小6の年明けで間に合います。短期間で記号の正答率を上げる解かせ方が存在するのですが、入試までの残り時間を正確に睨みながら教えれば十分、間に合います。
中学受験では漢字を捨てる、小4で完成させる
上位校では漢字の出題がないことも少なくありません。漢字の書き取りが出題されていても、2,3問だけのことも多いです。
どうしても心配な方は小4までに漢字を完成させておくと心を落ち着けて国語の中学受験対策に専念できます。
まとめ、中学受験の国語は学習時間を減らして記述に特化すると合格が近付く
国語は家庭学習をしないで、塾の授業中に記述を書けるようにすると、学習時間を確保しやすくなります。他の科目に充てる時間が増えて合格が近付きます。
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