中学入試の英語問題が学校によってバラバラな出題傾向の理由は出題者のバックグランドが3通りに分かれているからです。作問者の経歴と出題の特徴について説明します。
ネイティブ教員で日本の大学受験に精通している
アメリカの大学入試で引用元になっている英文を題材に中学受験の問題を作問しています。日本人英語学習者、それも英語受験する児童が間違える箇所を熟知しているので、対策には西欧的な価値観を授業で教えることが必須です。
受験生が間違える問題は読解とリスニングでは英米に共通の価値観が根拠の設問、英文法では日本人に特有の間違った英語の用法をターゲットにした出題の2つです。面接で低い得点に終わる原因は日本的な回答をしているからです。欧米の規準で答える必要があります。基準で答えると本来は満点になるのですけどね・・・
アメリカの大学を卒業したネイティブ教師、日本の大学受験は知識ゼロ
人気校の外国人教諭は日本の大学入試制度については知らないことが多いです。小6の段階で海外大学への進学を公言するお子さんが受験する学校なので日本の大学入試についてニーズがないですけど・・・
アメリカの大学入試で出題される問題をベースにした問題が中心です。
日本人教諭だが、大学の研究者である
一部の中高一貫校の英語教員には大学の研究者が所属しているケースがあります。ICT教育の専門家でオックスフォード大学に一年間、研究滞在した研究者が中1, 中2と英語の授業を担当しているのを知って驚いたことがあります。
英語入試の出題を担当しているかもしれません。どうする?
まとめ
中学受験で英語入試の問題を作成している教諭のバックグランドについて解説しました。問題が難しい背景には教員の経歴が影響を及ぼしているのです。
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