英語で中学入試を受験すると英文法が出題される学校があります。国際生入試の歴史が長い学校で出題される傾向が強いのが特徴です。リーディング、英語面接の対策が済んでから最後に学習すると合格率が上がります。小学生に方程式を教えるのと同様に英文法から教えるのは失敗リスクが高いのが理由です。
冠詞の用法
問題で出題できるのは6パターンですが、捨てた方が合理的です。エッセイライティング、英語での論述問題に3倍以上の配点があるのが現実です。
問題例) Many electric automobiles are being manufactured in China, too. However, production troubles arising from ( ) of raw material are little known.
(1) a shortage (2) the shortage
(3) shortage (4) shortages
予想問題
英語の句読点、読点の使い分け
ネイティブ教員の感性で出題されている問題。日本人講師が教えている場合はSAT, ACTテストの出題傾向、APについての概説をした上で指導していることが前提です。APはアメリカの大学でも出願条件でないので、念のため。
小学校の英語で教えても年齢的に使いこなせないので、正解するのは難しいです。
関係副詞の用法
日本人教諭が出題するときに好まれる単元です。大学入試の30年以上前に頻出だった問題からの引用です。
比較
日本の高校で好んで英文法として授業されている内容からの出題。3つの原則から派生した用法が幅広く存在するために出題されています。正答率が高いです。
問題例) Jack and Diane studied hard for the math test. Diane was ( ) of the two in terms of the score.
(1) good (2) better (3) the better (4) best
予想問題
分詞構文
感覚で正解できない文法問題を出題するときに正確な運用の知識を要求されるのが分詞構文です。間違えても不合格の要因にはなりません。
準動詞、不定詞と動名詞の区別
日本の伝統的な英語教育を受けた出題者が日本人の視点から作問するときに注目する単元。英語の物語文、ノンフィクションに出てくる英文法ですが、小学生は読み飛ばしています。合格に必要な知識を超えています。
Kate looked back to see what had happened at the door, but continued ( ) the document she was handed at school.
(1) read (2) to read (3) reading (4) to have read
予想問題
まとめ
英文法の出題がある学校での頻出単元を例示しました。英語の読解問題で高得点を確保してから取り組む対策で十分な根拠とともに説明しました。
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