中学受験で出題される英文法と対策学習

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あじさい

中学入試を英語受験すると英文法の出題を目の当たりにして、保護者は困惑します。言うまでもなく受験生も対策に迷ってしまいます。

英語入試で出題される英文法の問題への効果的な取り組み方について説明します。

根本的には中学受験の英文法問題は捨てる

英文法問題の対策を後回しにするのが結論的にはベストな対策法です。

中学入試の上位校で出題されていても時間を割かない

中学受験で英語受験が可能な人気校で英文法の出題が一般的です。実際、配点も少なくないので英文法の対策をすると得点が上がって合格に近付くように思えるのですが・・・

英文法の対策に時間を割かない方が合格しやすくなります。

中学受験の英語入試はライティングを最優先すべき

英語で得点差が大きいのがライティングです。実は、エッセイライティングの点差は小さいです。解答例を丸暗記して合格している受験生が多いので、内容は似たり寄ったりになっているのが実情です。

ライティングの配点は着眼点に多く割かれているのですが、保護者に伝わっていないのが原因で、盲目的に解答例を暗記する学習法になっていて困った事態を引き起こしています。

エッセイであれ、ショートエッセイであれ、ライティングの本質は受験生が独自の視点で設問を分析して、答案を英語で仕上げる取り組みにあります。

ライティングの対策を最優先すべきなのです。

英文法にガッツリ時間を割く中学受験生の特徴2つ

ずっと英文法を教えるべき受験生も中には存在します。稀ではありますが、英文法を教えないとダメなお子さんに発見することがあります。

英語の詩を分析するエッセイで合格答案を書ける受験生

英語の詩が出題される学校は渋渋、広尾学園、広尾小石川の3校が主要な学校です。英語入試を受ける受験生の英語力が高いので、出題も英語の詩になってしまいます。

英語の詩を分析するエッセイを350語で25分以内に書き切れるならば、英文法を中心に学習すると英文の質がさらに向上します。

TOEFL95に到達している受験生

突き詰めるとTOEFLを受けることが中学受験に最も有用です。TOEFL95に到達している受験生は英文法の精緻な学習で英語力を高めることが可能です。

国内インターに在籍する児童

インターでは学年ごとに指導内容の大枠を決めています。12歳段階で得点に換算して英語力を測定する、あるいは、18人の定員に対して英語の運用能力を基準に基づいて選抜をするニーズもなく、必然性もありません。英文法を詳細に学ぶのは10代中盤なので、たとえインターに通っていても、保護者としては物足りなさを感じるものです。

では、なぜ国内インター生が英文法をメインに学ぶ余地があるのか?

インターナショナルスクールに通う生徒が英文法を中心に学習すると有益な理由を解説します。

英語入試で合格に近付くには英語ライティングの完成度が高いことが第一条件であることは上述の通りです。次いで英文読解の緻密さが求められるのですが、インターで読んでいる英文と同じ内容が出題されるので、解けてしまうのです。

すると、残るは英文法になる訳です。英文法は学年による壁があるので、インターと言えども、学校のカリキュラム上の制約があり、中学受験で出題される英文法をカバーすることをゴールに教えることはインターの授業時間的にも不可能だからです。

まとめ、中学受験に英文法の深い知識は不要

英文法の深い知識は英語入試に不要で、むしろ、不合格ラインの受験生には負担になってしまう採点側の事情について詳しく述べてきました。

英文法から中学受験の対策をすると2ランク下の学校を目指すことになってしまうので、注意が必要です。

中学入試を英語受験で合格するにはライティングで採点者が高い評価をする答案を書く練習が最も学習時間が短く、高い得点になる対策なのです。英文法の学習はライティングの次、2番目です。

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